G&U技術広報誌vol.13

40 2023 vol.13 G&U JSWAS G-4改正の特集号をお読みいただきありがとうございます。今回の13号では、下水道用鋳鉄製 マンホール蓋の規格が14年振りに改正され、防食性能が新たに規定化されたことを特集しました。業界としては大き な節目の年になったのではないかと感じております。また、今回の取材を通じて各業界の方々にお会いし、直接お話 を聞けたことは、私にとって貴重な体験となりました。是非、皆様の読後の感想などお寄せいただけますと幸いです。 末尾になりましたが、今回、取材並びに編集・制作にご協力いただきました皆様には心より感謝申し上げます(。三井) 編集後記 ■ 技術広報誌G&U バックナンバーのご紹介 (当センターのホームページに掲載中 https://www.gucenter.co.jp/pablication.html) 編集協力:公共投資ジャーナル社 制作・印刷:ダイヤモンド・グラフィック社 第1号(2006年) ■性能規定化の動向とマンホールふた より高度な「安全」を求める市民の要望が高まるな か、あらゆる分野で性能規定化への動きが加速し、 様々な取り組みが行われている。あらためて「市民 の安全」の視点から、あるべき姿の性能規定を探っ た。 第2号(2006年) ■なぜ、すべるのか? 道路環境の安全を考える 二輪車のスリップ事故や、歩行者の転倒事故など、 クローズアップされる道路の「すべり」。その原因 とメカニズムを探り、すべてに関係するそれぞれ の現場で分析を行って、これからの道路環境の安 全を考えた。 第3号(2008年) ■長寿命化 次世代につなぐ安全 「長寿命化」を取り上げ、社会生活の基盤を支える 都市、道路、下水管路、マンホールふたの視点から、 「寿命」という不確定要素が多く介在する現象につ いて、それぞれの現状や取り組み、今後の技術的な 課題や展望などを考察した。 第4号(2010年) ■安全性の第三者評価について考える 近年発生した耐火材の偽装事件などは、性能評価 の問題点を暴露する大きな事件であったが、その背 景には、意図的な不正行為を行う企業があるだけ でなく、性能評価の制度上の不備があったとも言え る。これらを教訓に第三者評価について考えた。 第5号(2011年) ■「 東日本大震災」におけるマンホール及びその周 辺の「液状化」の被害について 2011年3月に発生した「東日本大震災」における 被害をマンホールおよびその周辺の「液状化」の観 点にて取材。地域別の被害状況を写真で詳細に描 写し、今回の震災における液状化の特徴や今後の 対策などを考察した。 第6号(2015年) ■Close Up「安全への知恵と工夫」 昨今頻発する局地的豪雨を踏まえ、浸水被害の軽 減に貢献する鋳物の事例や、浸水対策に関する国 の動向などをまとめた。 第7号(2016年) ■ Close Up「インフラマネジメント時代におけ る腐食のリスクとその対策」 社会インフラ全般の老朽化における「腐食」に焦点 を当て、腐食が引き起こす社会的リスクを明らか にしながら、様々な対策や取り組みを紹介した。 第8号(2017年) ■Close Up「インフラメンテナンスのこれから」 道路・橋梁や下水道における維持管理の最新動向 を特集した。2014年の道路法改正を牽引した東 京都市大学の三木千壽学長には、法改正を踏まえ た道路分野の維持管理の現状と課題、今後の展望 などを訊いた。 第9号(2018年) ■Close Up「インフラの耐久性を考える」 道路・橋梁や下水道分野の「耐久性の確保」に向け た施策や事例を取り上げ、2017年の「道路橋示方 書」改定に携わった東京工業大学の二羽淳一郎教 授には、改定のポイントやその意義などを伺った。 第10号(2019年) ■Close Up「管路施設のJIS その最新動向」 下水道に関するJISの最新動向などを特集した。 2018年、23年ぶりに抜本改正された下水道用マ ンホール蓋の国家規格「JIS A 5506」については、 原案作成委員会で委員長を務めた日本大学の森田 弘昭教授に解説していただいた。 第11号(2020年) ■ Close Up「管理運営時代の計画設計に関する 最新動向」 「下水道施設計画・設計指針と解説」(設計指針)の 10年ぶりの改定を受け、「第3章」と「第4章」の改 定ポイントに関連した内容を中心に、管理運営時 代の計画設計等に関する最新の知見や事例を紹介 した。 第12号(2022年) ■ Close Up「インフラメンテナンスを支える DXの波 ― DXを支えるデータ活用環境の構 築に向けて―」 上下水道分野におけるDX技術の中でも、根幹部分 と言える台帳システム。データの収集・蓄積・活用 に焦点を当て、その考え方や事例などをまとめた。

RkJQdWJsaXNoZXIy NDU4ODgz