2026 vol.15 G&U 27 市町村と連携した多機能型マンホール蓋の活用 はありますか。 台風が来た時などに、過去のデータから水 位の動きを予測し、あらかじめ必要な準備を 進めることができます。 ―多機能型マンホール蓋について、運用上 で課題と感じる部分があれば教えてください。 機能面の大きな課題は認識していません。 ただ、路上に設置しなければならない性格上、 舗装工事などにより蓋を一時的に交換する必 要があるときは、水位等を測定できない期間 が生じます。 ―八潮の道路陥没事故を踏まえ、硫化水素 濃度を常時監視するような使い方も期待され ていますが。 東京都の流域下水道では、今のところ導入 例はありませんが、技術的には多機能型マン ホール蓋で硫化水素濃度の測定も可能です。 ―最後に、多機能型マンホール蓋の活用等 について、自治体にメッセージがあればお願 いします。 繰り返しになりますが、多機能型マンホー ル蓋は、大がかりな工事をせず、適合する蓋 と取り替えるだけで、継続的に水位データを 測定できる装置です。リアルタイムで水位を 確認できるため、大雨時の緊急出動などにも 活用できます。 また流域下水道本部では、これらのデータ を市町村とも共有できるようにしています。 分流式下水道における雨天時浸入水が全国的 な課題となる中、発生源の絞り込みにより適 切な維持管理につなげることが必要と考えて います。 ―ありがとうございました。 測定データの閲覧画面 P R O F I L E 【はしもと・まさる】 平成10年4月東京都入庁、令和元年4月東京都 都市づくり公社派遣(下水道部設計課長)、2年4 月下水道局中部下水道事務所再構築推進課長、4 年 4 月下水道局第一基幹施設再構築事務所工事第一課 長、6年4月より現職(下水道局流域下水道本部 技術部土木施設管理担当課長)。
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