2026 vol.15 G&U 10 特集 道路陥没事故と管きょ・マンホールのメンテナビリティ 八潮市での道路陥没事故を契機に、下水道管路のメンテナビリティ 向上が喫緊の課題となっています。国の「下水道管路マネジメン トのための技術基準等検討会」で委員長を務める日本大学の森田 教授に、メンテナビリティの概念と、それを踏まえたマンホール・ マンホール蓋のあり方について伺いました。 日本大学 生産工学部土木工学科 教授 森田弘昭氏 メンテナビリティとは何か ―メンテナビリティという概念について教 えてください。 言葉の出どころは「下水道等に起因する大 規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員 会」(委員長:家田仁・政策研究大学院大学 特別教授)です。どうすれば再発を防げるの かと議論を進める中で、「大切なのは日頃の 点検・維持管理であり、損傷の兆候の早期発 見に努める必要があるだろう」という結論に 至りました。 対策検討委員会の委員には、家田委員長を 含めて、下水道が専門でない先生方が何人も いらっしゃいました。それもあって、八潮の 事故を「インフラ全体のメンテナンスのあり 方を考えるための啓示」と捉え、第 2 次提言 で大きな柱として打ち出したのがメンテナビ リティ、単純に訳せば「維持管理の容易性」 です。下水道の問題をインフラ全体に広げる メンテ ナビリティ の向上と マンホ ールの維持管理
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