G&U技術広報誌vol.15

2026 vol.15 G&U 35 網掛けはマンホール蓋変遷表に沿ったタイプにより省略可能な項目 ① マンホール蓋タイプ:変遷表を作成し、そこで整理したタイプ番号やタイプ名を登録しておくことで、効率的な維持管理につながります ② 材質:社会環境や自然環境の変化に応じて、材質も進化しています ③ 機能:近年のゲリラ豪雨等も踏まえ、圧力解放耐揚圧性能の有無など、さまざまな機能の違いがあります ④ 支持構造:自動車の増加に応じて、平受け構造からがたつきを抑制できる急勾配受け構造に進化しています 選択項目 理由 ① タイプ タイプ1, タイプ2, …その他, 不明(事業体で名称設定) タイプにより保有性能や機能等を特定可能なため ② 材質 鋳鉄, ステンレス, 鉄筋コンクリート, FRP, 硬質塩化ビニル, 充填, その他, 不明 コンクリート ⇒ 普通鋳鉄 ⇒ ダクタイル鋳鉄へ進化しているため ③ 機能 通常, 圧力, 飛散防止, 投雪, その他, 不明 圧力解放耐揚圧性能の有無等、様々な機能の違いがあるため ④ 支持構造 平受け, 緩勾配受け, 急勾配受け, その他, 不明 平受け ⇒ 緩勾配受け ⇒ 急勾配受けと進化しているため ⑤ 口径(呼び径) 300, 450, 600, 900, 1200, 1500, 300×300, 350×350, 450× 450, 500×500, 600×600, 750×750, 900×900, その他, 不明 Φ300, Φ600, Φ900等の様々なサイズがあるため ⑥ 蓋メーカー名 会社名, 不明 不具合発生時や部品調達時等の効率化 ⑦ 枚数 〇枚 特殊・伏せ越し人孔等には複数の蓋が設置されることがあるため ⑧ 耐荷重種別 T-25, T-20, T-14, T-8, その他, 不明 道路構造令の変更や道路拡張工事に伴う設置環境不適合もあるため ⑨ 占用位置 直線, 交差点, カーブ, 坂道, 普通自転車専用通行帯, その他, 不明 標準耐用年数が「車道」と「その他」で異なるため等 ⑩ 竣工年度 〇年度 苦情や道路工事等で更新される事が多く、管渠と設置年度が異なる場 合があるため ⑪ 竣工年月日 〇年〇月〇日 苦情や道路工事等で更新される事が多く、管渠と設置年度が異なる場 合があるため ⑫ 転落防止施設 有無 ロック付転落防止装置あり, ロック無し転落防止装置あり, 簡易転落 防止網あり, なし, その他, 不明 維持管理作業時等の安全確保を可視化できるため ⑬ 断熱材有無 あり, なし 積雪寒冷地での融雪による不陸段差防止対策を可視化できるため 防食対策 豪雨対策 データベース化対策 日本下水道協会規格「下 水道用鋳鉄製マンホール 蓋」(JSWAS G-4)の目 次より、赤字部分が 2023 年の改正で追加された防 食性能に関する項目 ——目次—— 下水道用鋳鉄製マンホール蓋 1. 適用範囲 2. 種類 3. 品質 ・ ・ ・ [附属書1]転落防止装置 [附属書2]防食性能 下水道用鋳鉄製マンホール蓋 解説 [附属書1]転落防止装置 解説 [附属書2]防食性能 解説 参考資料 [参考資料1]鋳鉄製マンホール蓋性能別設置基準(例) [参考資料2]鋳鉄製マンホール蓋の施工上の留意事項 [参考資料3]鋳鉄製マンホール蓋性能確認試験 [参考資料4]使用環境を想定した防食性能試験(参考) 日本下水道協会 「 下水道台帳管理システム標準仕様書(案)・導入の手引き Ver. 5」 の諸元項目に準じた、 台帳システムでのデータベース化が推奨されるマンホール蓋の項目(日本グラウンドマンホール工業会作成) 国土技術政策総合研究所「マンホールの安全対策検討 フロー図(案)」を踏まえたマンホール蓋の種類と概要 《出典》G&U Vol.14, p15 下水道マンホール蓋の管理と不具合対策の現状 排気口 排気桝 排気管 マンホール 浮上防止用自動錠 排気・排水 圧力 蝶番 上段勾配面: 過剰な食い込 み力を抑制 下段勾配面: がたつきを防止 蓋 枠 蝶番 浮上ロック 自動錠 (裏面) 種類 図 概要 勾配受蓋2) くさび効果で、蓋の外周と枠 の内部とが傾斜接触面でかみ 合い、蓋が枠に食い込むもの。 がたつき防止が可能。 圧力解放 蓋1), 3) 勾配受蓋に浮上防止用自動錠 を設けることで、圧力が作用 したときでも蓋が飛散せず圧 力を解放するもの。 次世代型 圧力解放 蓋4) 圧力解放蓋の勾配受部分を改 良し、「食い込み制御」と「が たつき防止」とを両立させた もの。0.1MPa以下でマンホー ル内の圧力を解放できる能力 を有する。 格子蓋 蓋が格子状になっていて、排 気量を確保しやすい構造にし たもの。 排気口1) 必要な排気量がマンホールの みでは確保できない箇所で、 排気管及び排気口を設け、排 気量を確保するもの。 1) 日本下水道協会「下水道マンホール安全対策の手引き(案)(」1999年3月) 2) 日本下水道協会「下水道施設計画・設計指針と解説 前編 -2019年版-」 (2019年9月)§4.3.4.マンホールふた 3) 日本下水道協会「日本下水道協会規格 下水道用鋳鉄製マンホールふた (呼び300~900)JSWAS G-4-2009(」2009年3月) 4) 下水道新技術推進機構「次世代型マンホールふたおよび上部壁技術マニ ュアル(」2007年3月)

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