G&U技術広報誌vol.15

2026 vol.15 G&U 6 特集 道路陥没事故と管きょ・マンホールのメンテナビリティ 特に事故が発生した際の影響が大きい箇 所などに点検を重点化し、その他の箇所 では一部時間計画保全の考え方も採り入 れながら効率的に点検を進めていくべき •点検にあたっては、自動的に管内の異常 などが検知できるようなセンシング技術 の活用も重要 ○戦略的な再構築 •事故時の社会的な影響が大きい箇所の再 構築にあたっては、複線化などによりリ ダンダンシーを確保するとともに、メン テナビリティの観点から維持管理しやす い構造に切り替えていくべき ○その他 •人材不足や財政難にある自治体が今後老 朽化対策を進めていくうえで、無人化・ 省力化など技術開発への支援や、下水道 使用料等の適正化、広域連携や官民連携 を取り入れていくことも重要 なお国土交通省では、点検や再構築に関し て別途、「下水道管路マネジメントのための 技術基準等検討会」(委員長:森田弘昭・日 本大学教授)を設置し、具体的な基準等を議 論しています(令和 8 年 1 月 20 日に中間整 理を公表)。 こうした第 2 次提言の内容も踏まえ、6 月 に閣議決定された「第 1 次国土強靱化実施中 期計画」では、上下水道関連の新たなKPI として、管路の更新やリダンダンシー確保、 新技術の導入を含めた DX が追加されました。 また、令和 8 年度予算では重要管路の更新や リダンダンシー確保に関する制度の拡充が盛 り込まれ、7年度補正予算においても一部の 内容が前倒しで認められています。 マンホール蓋の大きさの見直しを 国土強靱化を進めていくうえで マンホールの付加価値も期待 ―第2次提言では、「メンテナビリティ」 に関して、マンホール蓋の大きさの見直しや、 多機能型マンホール蓋についての言及もあり ました。マンホール蓋に対するご見解をお聞 かせください。 大規模下水道システムにおけるリダンダンシー・メンテナビリティの確保(第2次提言より) ポンプ場 →処理場化 河川 下水 処理場 河川 多重化 ②連絡管 ①二条化 分散化 ④処理区の分割 ポンプ場を処理場化 ③調整池等における一時貯留 下水 処理場 ポンプ場 大口径かつ平常時の 管内水位が高い管路 分散化 多重化 管内水位低下による メンテナビリティの確保 大規模事故時など万一に 備えたリダンダンシーの 確保

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